Kotaro diary 「コタローの日常」~気まま猫のレコード話~

70年代王道ROCKのオリジナル盤の魅力にハマり、初心者マークですが収集中です。

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ジェフ・ベック / BLow by Blow ギター殺人者の凱旋  

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先日本屋へ行ったらたまたまレココレで「ブロウ・バイ・ブロウ」の特集をしていて、ちらちら立ち読みしていると結構知らない事ばっかりで思わず購入。最近クアドラフォニックを基にしたSACDのマルチ・ハイブリッドのスペシャル盤が発売されたのに因んでの特集だろう。ジェフ・ベックはこんな辺境の地に2回もライブに来てくれた偉い人です。中学生の頃スタンリー・クラークとのライブで見て以来頭がおかしくなるほどのインパクトを植え付けられてしまい、ベックのアルバムはヤードバーズ以外はLP&CDでコンプリートしている。中3から高校時代はなんでも聞いた時代なのでリー・リトナーやカールトン、P・メセニーなどギター・フュージョンが流行っていた、「ブロウ・バイ・ブロウ」や「ワイアード」なんかもヘヴィロテだったことを思い出すね。

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向かって左がUK初盤で、右が当時の邦盤。レココレからの受け入りだが、「ギター殺人者の凱旋」の邦題は、ビルボードに載った「Blow by Blow」の広告フライヤー「The Return of The Axe Murderer」から担当者が付けたものらしい。でもこの邦題は結構好きだけど。ジャケの色合いは英国盤はグレー色が強く、邦盤はやはり米盤に準じて作られているようで茶色系が強い。とにかくよく聞いたので帯も少し破れ、盤も結構擦り傷多いが問題なく聞ける。
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こちらも左UK初盤、右邦盤。全く印象が違うのがわかる。米盤は持っていないがレココレ情報だとやはり米盤も裏ジャケ両サイドは小豆色らしいのでそれに準じておるのだが、かなり紫がかっている。英国盤は黒に近い焦げ茶色。このアルバムはジェフ・ベックが今まで自分の音楽のスタイルに悩み悩んだ挙句生み出した、自分本来のスタイルを見つけた内容で、まさにギターインストだがジャズ系ギターリストのそれとは一線を引いたジェフ・ベックという独自のジャンルに適していると思う。これもレココレからだがロッド以来ボーカリストを探す旅を続けたため悩み悩んだが、ギターによって歌うと言う事を見つけた。それはジョン・マクラフリンでありマハヴィシュヌ・オーケストラだったという。BBAが長続きしなかつたのは、思うようにこのギターインストを展開する流れに持っていけなかったことからだそうだ。メンバーも強者ぞろいで、この後のヤン・ハマーの派手な音色(トニー・ハイマスも好きだし、合っている)もジェフには合っているし、このJ・ベック・グループからのマックス・ミドルトンもより一層ジャズテイストを醸し出すのに一躍買っているし、ファンキーなビートもお手の物なので地味ながら凄い人だ。ベースのフィル・チェンはロッド・スチュワートの「アイム・セクシー」のPVでロッドの後ろで動き回っているあの人。このレココレではドラマーのリチャード・ベイリーにインタビューしていて、She's a Womanのレゲエリズムの事、スキャッタブレインの事など当時の録音風景を生々しくかたっているが、買って読んだ下さい(笑)「レッド・ブーツ」や「蒼き風」とも合わせて定番となっていく「フリーウェイ・ジャム」や「スキャッタブレイン」「哀しみの恋人達」な、流れるようなリストの中にも緊張感漂うアルバムとなっているが、プロデューサーのジョージ・マーティンらしき「ダイアモンドダスト」のオーケストラアレンジによるエンディングが非凡なギターインストアルバムに仕立ててある。ジョージ・マーティンはプレイ自体にはあまり口を挟まず、組み換えや適材適所に音源を当てはめることに徹した様だ。

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上は邦盤で下が英国盤。英国盤には1曲目の曲目表記がない。レーベルには「It Doesn't Really Matter」となっているが、これは後に「You Know What I Mean」と正式にタイトルが決められた事からで、ジェフはタイトルに関しては結構真剣に考えるタイプらしい。 これもファーストプレスを見分ける一つとしての事例だ。「哀しみの恋人達」の所にロイ・ブキャナンに捧ぐと書かれているが、当時影響されているギターリストの一人で、実力に合わず陽の目を見ない事からここに名前が打たれてあるようだ(レココレ情報)
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邦盤のライナーノーツの表はジャケのもとになった写真がポスターに。寡黙でナーバスな感じのクールなスタイルで格好良いネ。
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スキャッタブレインと哀しみの恋人達のギター譜(これが読めて弾ければ大したもの)とJ・ベック担当でベック狂と自負する石坂敬一氏の対談形式のライナーノーツ。ポスターの裏面。
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インナースリーブには「ブリティッシュ・ロック・センセイション'75」と題したCBSソニー系広告スリーブになっている。ブリティッシュ・ロックとあるがアメリカのバンドも紹介されている。こういうのは時代を感じられるので良いね。結構読み返すと思い出すし面白いし、結構笑える。マジかジョークで書いてあるのか分からない時代錯誤のフレーズの連続で。UK盤は白の無地のインナースリーブが付く。
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上画像 EPC  S 69117 A1 B1 イエローレーベルがファーストプレス。オレンジはセカンド。1曲目の表記がYou Know What I MeanではなくIt Doesn't Really Matterになっている。下は邦盤。米盤と同じオレンジレーベル。1曲目はYou Know~に。
邦盤はそんなに音が籠ったりしてるとか、ベースが効いていないとかは無く聞けるが、やはり英国盤を聞いてしまうと英国初盤の音のメリハリには太刀打ちできない。ビートやキーボードの立ち方や、中央に配置しているギターの音が違う。邦盤はベース音より少し後ろの方で鳴っている印象が強いのでギター音が少しへこんでいるが、英国はリズムに負けず前方で主張している。シャキッとした良い音だ。ワイアードやJ・ベックグループも今後載せていきます。

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